2024年11月20日水曜日

茶臼岳周辺

 那須(茶臼岳)は1915mという標高の割には要注意の山です。
上部は樹林帯が少ないこともあって風が強く、ハイマツ帯がこの辺の山にしては低い地点から始まっています。
2000年7月9日に3人で登った時にはこのことを痛感しました。
夏だというのに、強風で寒くじっとしていられず、早々に下山しています。

最近では2023年5月5日、ゴールデンウイークに出かけました。
この時は、うちら夫婦と息子夫婦、ヨメの妹の5人。
さすがは100名山だけあって、早く着いたのに駐車場はほぼ満車でした。
峠の茶屋に駐車し、登り始めて視界が開けたところ。

進行方向左側に茶臼山山頂方面が見えているのですが、右側にも凄みのある山容の朝日岳が目立ってます。
「にせ穂高」という異名を持っていて、茶臼岳を登った人が「今度はこちらへ・・・・!」と、そのうち登ることになる山です。

遠くに小さく峰の茶屋跡避難小屋

ところどころ、雪が残っています。

峰の茶屋跡避難小屋に到着。ここから左茶臼岳、右朝日岳方面に分岐。

姉妹でパチリ


茶臼岳への登り
[画]760

登るにつれて、対岸の朝日岳方面の眺めも素晴らしい

ほぼ頂上・・・・いいお天気

一旦、ロープウェイ方面への下り・・・・滑りやすい斜面

ロープウェイ乗り場直前で、右へ折れて牛首方面へ
右に茶臼山頂を見上げながら廻ります。

牛首の休憩所に到着、休憩

さらに茶臼岳を一周して、先ほど通った峰の茶屋跡避難小屋へ
途中、噴火口の下を通ります。「こんなに近づいていいのか?」と思うようなところです。


さらにアップダウンの少ない道を行きます。

峰の茶屋跡避難小屋と朝日岳

ここからは来た道を下ります。


2019年7月31日には、カミサンと朝日岳に登っています。
峰の茶屋跡避難小屋を右に折れます。
見かけは険しそうな朝日岳ですが、歩いてみるとそうでもありません。

多少道の細いところがありますが、確保の鎖も付いています。

頂上近くで崖の上から見下ろしたところ

朝日岳山頂

下りは来た道を戻ります。
下る途中からの茶臼岳


注.那須の最高峰は茶臼岳ではなく、三本槍岳です。茶臼よりも2m高くて1917m。「槍」というと山頂が尖った印象ですが、寧ろ穏やかでおとなしい感じ。
三本槍岳

2024年11月9日土曜日

切込子・刈込湖

ここは、所要時間も起伏も、いかにもハイキングらしいコースです。
所要時間は3時間くらい、起伏は登りの累積標高差が300mくらいでしょうか。

めぼしいポイントの標高は以下の通り
湯元温泉(1478)→小峠(1672)→ 切込湖・刈込湖(1617)→山王峠(1730)→光徳牧場(1430)
逆コースにすると、標高差で50mくらい厳しくなりますね。

最初に行ったのは10代後半でしたが、その後ご無沙汰していました。
2019年8月12日に、4人で、湯元温泉からスタート

湯元温泉の一番奥に、温泉の湧いているところがあります。

ここから坂道

緑の中を登り、途中で金精峠に向かう車道を横断。
小峠に着いて、軽く一休みして再スタート


登山道としては広幅の道を行くと、湖への下りが始まります。
立派な木製の階段がいくつも・・・・

水面が見えてきました。

到着


この先、運転手(私)だけ分かれて湯元温泉に引き返し。
(目的地の光徳牧場へ車を回すため)
・・・・なので、この先の記録は無し!
刈込湖→切込湖の順に、湖の南岸を歩きます。

光徳牧場近くの駐車場に車を置いて、探しに行ってみるとまだ着いてない様子。
少しこちらから登ってみるとすぐ見つかりました。

牧場近くの休憩テーブルでおやつを囲んで


その後は帰宅。

ところで、湖の先はどうなっているかというと、涸沼という、ミニ戦場ヶ原のようなところがあります。
これは後日、単独で歩いた時の写真



寧ろ、戦場ヶ原よりも綺麗に整っている感じ。静かですし!

山王峠まで登って、光徳牧場へ下ります。
山王峠付近・・・・ここは車道も通っています。

光徳牧場付近のミズナラの森も綺麗に整っています。

光徳園地と名前がついていて、近くには牧場の売店もあります。


2021年12月29日には、息子と出かけました。
冬の湯元温泉
雪を被っているのは前白根山


小峠付近

湖への下り

階段の段差が埋まってアイゼンの爪も効きにくく滑りやすい

刈込湖に到着

湖は凍結しているため、かなり先までトレースがありました。

今回はここまでで引き返し。


2024年11月8日金曜日

尾瀬

 尾瀬は個人的にも、家族としても関わりの多いところです。
はじめに行ってみようと思い立ったのは学生の時で、自転車で出かけました。
一ノ瀬というところに自転車を置き、三平峠を越えて尾瀬沼に入ったのがその日の夕方。
既にまわりがうす暗くなって見えなかったのですが、湖畔で野宿して、朝起きてみると一面のニッコウキスゲで、その素晴らしさに圧倒されました。
このことが、その後の山との関わりを決定づけた動機だったかもしれません。

その後、何度も出かけていますが、最初にカミサンと出かけたのは1998年。
当時はカメラも携帯も持たず、車は借りて出かけました。
下田代十字路の山小屋でコーヒーを飲んだことを覚えているくらいですが、わずかな記録を見ると、鳩待峠から日帰りで三条の滝まで歩いています。

家族3人で最初に行ったのは2002年7月ですが、この時息子が沼尻付近で足首を骨折しています。
息子を担いで三平峠を下りました。
登りではすぐに息を切らしてしまい、頻繁に何度も休みながら少しずつしか登れませんが、下りも危険です。重たい荷物を背負っているので、不安定な場所に不用心に足をおろすと、自分まで捻挫しかねません。一ノ瀬まで担いで、その後は林道なので一輪車を借りて下りました。
実家を経由して夜遅く帰宅し、翌日医者に診てもらったところ、捻挫だと思っていたのが骨折とわかりました。

2003年9月14日に今度は鳩待峠から再挑戦。
峠に着いたときはかなり寒く本降りの雨。この日は晴れる予定だったので、体を温めるには寧ろ登ったほうがいいだろうと思い歩行開始。
その時の空模様

途中のオヤマ沢田代付近

樹林帯は抜けて、周囲は開けてきたのですが、この天気では・・・・?

ちなみに、至仏山の注意点としては、滑りやすい蛇紋岩が多いことで、こちら側よりも頂上を越えて尾瀬ヶ原に下りるときに事故が多いようです。

山頂近くで突然青空が広がりました・・・・これにはびっくり。
西側は快晴です!

至仏山頂

まだ雲は全て消えていませんが、尾瀬ヶ原方面も見えてきました。

今度は、尾瀬ヶ原への下り・・・・なんとなく一安心して、どっと疲れが出てきたような。

一休み・・・・座り込んだ!

尾瀬ヶ原に到着
少しだけ散策して帰りました。


息子と2006年8月14日に。
尾瀬ヶ原と三条の滝へ・・・・1998年に歩いたのとほぼ同じコース。
三条の滝の手前には平滑ノ滝(ヒラナメノタキ)があります。
名前の通り滑らかに下っています。

その付近の階段

三条の滝

高さは約100m、水量は華厳の滝よりずっと多いでしょう。
日本の滝百選にも入っています。
もっとも華厳の滝の水量は調整可能なはずですが・・・・
日本三名瀑の1つに数える人もいるとか。


息子と2010年8月13日に燧ケ岳へ
詳細は省略しますが、コースは、
大清水→三平峠→尾瀬沼→燧新道→山頂→ナデッ窪→沼尻→三平峠→大清水

燧新道(長英新道)の登り

近くに尾瀬沼、遠方には日光白根山、男体山なども見えています。

燧ケ岳山頂は双耳峰になっています。
東側の爼嵓(マナイタグラ)・・・・柴安嵓より

西側の柴安嵓(シバヤスグラ)・・・・爼嵓より

その後ナデッ窪という細い急傾斜の沢筋を通って下りました。

尾瀬沼湖畔の沼尻に到着

このコースはガイドブックの標準コースタイムでは休憩を含めず12時間くらいかかります。
健脚で荷物が軽ければ、それほど大へんなこともないのですが、うちの息子としては快挙です・・・・2002年骨折時のリベンジのように感じました。


カミサンとテント担いで(2014年9月13~15日)
2泊3日ですが、1日目のテント設営後の時間と、2日目は自由行動としました。
1日目・・・・三平峠を越えて、尾瀬沼を廻り、下田代十字路にあるキャンプ場へ。
峠への登り

峠を越えて、尾瀬沼に出たところ

尾瀬沼湖畔からの燧ケ岳

尾瀬沼から尾瀬ヶ原へは1時間半くらいかかります

2日目
翌日朝のキャンプ場
この日はテント張りっぱなしです。

朝の尾瀬ヶ原



3日目
夜明けころのキャンプ場
テントを撤収して帰ります。

ガイドブックなどによく出てくる尾瀬沼湖畔の三本カラマツ


2024年9月には尾瀬ヶ原を3人で軽くハイキング
前日には沼田の玉原高原を歩き、尾瀬戸倉まで移動し宿泊。翌日早朝に出発
鳩待峠から尾瀬ヶ原への下り

尾瀬ヶ原を歩く。前方は燧ケ岳

休憩。背後は至仏山

ヨッピ橋付近

予定の半分くらい歩いたところで小雨が降ったり止んだり・・・・少し早めに切り上げました。